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ライター:雨宮みずほ     きもの好きが高じて2011年4月に『東京きもの案内』を出版しました。園芸や日々の出来事などをゆるゆると綴っています。記事内容の転用、写真の使用はご遠慮願います。


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タグ:伝統芸能&手仕事 ( 56 ) タグの人気記事

民家園の綿紡ぎ体験へ

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アップするのがたいそう遅れてしまいましたが、12月はじめ、世田谷の民家園で開催された和綿の糸紡ぎ体験へ友人の堀尾さんと行ってきました。

こちらでは、「綿の会」の皆さんが、民家園の敷地内で、種から和綿を育て、その綿を手紡ぎする体験をしています。茅葺屋根の民家で、昔の農家の暮らしを体感しながら綿紡ぎができる貴重な機会とあって、昨年に引き続き今年も参加させていただきました。

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まずは、綿繰り機で綿の中にたくさんつまった種と綿を選別。手で取り除くには、手間も時間もかかるこの作業。歯車をつかったこの機械を使うと、とっても簡単に種を取り除くことができます。手前に種が機械のむこうに綿がわかれて出てくる仕組み。

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次は綿をほぐすために、弓打ちの作業。びよんびよん♪と弓を弾くと、自然と綿がふ~わふわにほぐれていきます。

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糸車で紡ぐ前に、綿を棒状に。なんだか、かわいい!

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糸車を回し調節しながら、綿を糸に。ふわふわの綿が、ひと筋の糸に変わる瞬間は、とても不思議です。

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出来上がった糸がこちら。
木綿は江戸時代中期に日本に広まったといわれていますが、それまでの庶民の衣類といえば素材は麻や楮。糸にするまでには、繊維をくだき、裂いてと膨大な手間ひまをかけていたことと比べると、木綿は、収穫してた綿を少しの作業で(といっても大変ですが)紡いで糸になるわけで、人々にとっては、木綿はなくてはならない素材になったのでは? と思います。そしてなんとといっても、麻に比べると保温性があってあたたか。木綿の栽培が一気に広まったというのもうなずけます。

民家内には、藍染めの工房も。次回は、武蔵野の原風景を今に残す民家園をご紹介します。
by rojiuratanken | 2013-12-26 21:33 | 着物

とおまわりみふゆ やましたの布きれ展へ

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染織作家の山下枝梨子さんから個展の案内をいただき、新高円寺のGALLERY工さんへ
昨年の冬までは染織iwasakiさんとの共同展示でしたが、今年からはお一人での開催です!

マフラーにストール、ひざ掛けに、敷物などなど。
山下さんの布って、ずっと昔からそこにあったような暮らしの中にすっとなじんでくれる魅力があります。

そして、バッグにしても巻き物にしても、日ごろから、洋服でも着物でもどちらにも使えるモノが欲しい! と少々欲張りな私ですが、山下さんの布は、着物にも洋服にも相性がとってもいいんです。

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作品は、どれも山下さん自ら、糸を染め、ひとつひとつ手織りしたもの。素材には、木綿、絹、カシミヤ、ウール、アルパカなど様々な糸を用いています。
私は、会津木綿の縞を感じるグレーのストールを購入。ウールと木綿の2種類の素材を使っていますが、ウールのふわっとした弾力のある風合いと、首に巻いてもちくちくしない木綿ならではの肌触りの良さがとても気に入りました! 

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2つの違う素材を組み合わせることで、ちょっとボコボコっとした風合いに。布の表情がより一層魅力的に感じられます(写真右)。

会場には、さまざまな糸と組み合わせて織られた布たちが展示されています。
ご案内するのが遅くなってしまい、会期はあと1日となってしまいましたが、ぜひ山下さんの布をみて、さわって感じてみてください。

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やましたの布きれ展 『とおまわりみふゆ』

2013年12月6日(金)〜12月12日(木)まで。
11:00〜19:00 (最終日は17:00まで)
GALLERY工 + with
杉並区梅里1-8-8 101 tel 03-3313-5065
丸ノ内線 新高円寺駅1番出口より徒歩2分

※GALLERY工さんの裏には、ひっそりと静かな路地があります。木々におおわれた細い小道をぜひお散歩してみてください。
by rojiuratanken | 2013-12-11 17:27 | 手仕事

エキグチクニオさんの江戸姉さま

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昨日の江戸の盆栽に続き、「江戸」つながりで本日は「江戸姉さま」を紹介。

 千代紙で丁寧に作られた人形を、はじめて見たのはいつだったでしょうか? 幼いころに、祖父母と暮らす友人の家でみた記憶があります。昔は、子供のままごと遊びの一つでもあった姉さまも、今は郷土の民芸品として売られています。
全国各地にある姉さま人形も、もともとは、江戸で生まれ、参勤交代の武士たちのお土産として地方にも伝わったとも。

江戸姉さまについて多くの本を出版した紙工芸作家・エキグチクニオさんが残した江戸姉さまの魅力について友人とページを作りました。
つたない文章ではありますが、

江戸文化の一端にふれていただければ幸いです。サイトはこちらから
by rojiuratanken | 2013-11-17 06:04 | 手仕事

巫女さんの髪飾り 杉並大宮八幡宮

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七夕の日に杉並の大宮八幡宮さまで、催された乞巧奠飾り。
境内でこころ惹かれたのは、巫女さんの後姿でした。
熨斗紙を思わせる水引の飾りが、とても美しいですね~。

神社、また祭事によって、巫女さんの衣裳や飾りはかわるのでしょうか?
以前、奈良の春日大社で出会った、巫女さんの藤の花の挿頭(かざし)が印象的でした。

以前、タモリ倶楽部で宗派の違うお坊さんが集まって袈裟のファッションショーをやっていたことがあったけど、巫女さん&神官のファッションショーなんてのもあったら、とっても面白いのだけれども。不謹慎かしらん?
by rojiuratanken | 2013-07-13 18:57 | 歳時記

クラフト見本市2013へ

先週末に自由学園の明日館で開催されていた『CCJクラフト見本市2013』。木綿織り作家の
大熊眞智子さんと
、ライターの田中敦子さんのトークショーが行われるというので、早速、着物に大熊さんの半幅帯をしめて行ってまいりました。
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大熊さんは、和綿にこだわって着物や帯、ストールなどを手織りされている作家さん。ご自分で和綿の栽培もされています。トークショーでは、和綿の歴史や特徴についてお話しくださいました。

では、和綿の良さとは? というと
まずはその肌触りの良さ。和綿を手紡ぎ手織りして作った布には、ぎゅっと握るとふんわりとした弾力があります。
実際、今回、大熊さんが出品された「手紡ぎひだまり和綿布」(写真)は、頬ずりしたくなるほどのやさしい肌触り。「いつまでも触っていたい」そんな心地良さがあります。
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この心地良さは、和綿の特徴であるふんわりとした空気をふくんだ繊維によるもの。吸湿性が良く、乾きやすいため、軽くて冬は暖かく夏は汗を吸ってもすぐに乾いてくれるといいます。
トークショーの後、大熊さんがご自分で織られた木綿の着物を触らせていただいたところ、本当にふわふわ。こんな着物に包まれていたら、気持ちまでゆったりとした心持ちで暮らせそうだな~と感じてしまいました。
大熊さんも、和綿のようにやさしく飾り気のない美しい方をまとった方ですよ。

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また、和綿は栽培においても、虫がつきにくいという特徴も。現在、洋綿の栽培では大量の農薬が使用されているといいますから、エコの観点からも和綿が見直されるといいですね。

日本の気候風土にあった繊維「和綿」。明治初期までは、日本各地で栽培され、全国各地に、その土地に適した品種や手織り木綿があったといいます。しかし、産業革命の影響により、明治初期以来、国内では衰退の一途をたどり、現在は自給率が0%という状態に。
今一度、和綿の良さが見直されてほしい! と切に感じたのでした。

会場には、栃木県の真岡で、綿の栽培から染色~機織りまでをすべて手作業でおこなわれている真岡木綿や遠州木綿のブースもあり、木綿好きには産地に行かずとも作り手とお会いできる貴重な機会でした。

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全国各地で誠実なモノづくりを続ける作り手との出会いを与えてくれたクラフト展。また次回も、訪れたいですね。

木綿に関しての関連ブログはこちら
by rojiuratanken | 2013-02-11 17:35 | 着物

小川郁子さんの江戸切子

友人の江戸切子作家・小川郁子さんが、明日、12/23(日)22時~放送される
BS・TBS『女子才彩』に出演されています。

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小川さんとのご縁は、『東京きもの案内』で作品を撮影させていただいたことがはじまり。
江戸切子のイメージといえば、ぐい飲みや器という印象が強かっただけに、江戸切子で「帯留」という新しさにまず驚かされるとともに、宝石のように煌めくカットの美しさ、モダンなデザインに一気に魅了されました。

お会いする前は、キリッした切子の輝きのように都会的でシャープな女性を想像していましたが、いえいえ、期待を裏切り(失礼!)小柄でかわいらしく、ほんわりとした雰囲気をまとった小川さん。
その後、お付き合いしてみると、生まれも育ちも深川という根っからの江戸っ子らしい潔さと小ざっぱりとした性格に、ますますファンになっております。

今回の放送では、小川さんの江戸切子の魅力とともに、そのお人柄にもふれていただけるのでは? と期待しています。小川さんファンの方々はもちろん、江戸切子に興味のある方は、ぜひご覧になってください。
もしかしたら、私も少し出演しているかも?

番組を惜しくも見逃してしまった方は、詳しいインタビュー記事がこちらのサイトに。
販売は、こちらのウェブショップでも取り扱っています。
by rojiuratanken | 2012-12-22 12:18 | 日々

和綿布団の寝具工房 いづみやさん

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先日の和綿の糸つむぎ体験の話を友人の堀尾みゆきさんにしたところ、「和綿のお布団をつくっている布団屋さんが狛江にあるよ」との情報。なんでも、和綿の種から育てているこだわりの布団屋さんなんだとか。うむうむ。これは楽しそう! 行ってみたい! と早速、堀尾さんにお付き合いいただきおじゃましてきました。

お伺いしたのは、「寝具工房 いづみや」さん。今も昔ながらの手仕事にこだわり、職人さんの手によって布団を作り続け、打直し、仕立て直しにも気軽に応じています。
外観は、布団屋さんというよりも、ギャラリーのよう。
店内には、布団や座布団のほかに、手織り木綿や遠州木綿、型染め木綿など布がたくさんありました。


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気さくなご主人の白井さんが、店舗裏で育てている和綿畑を案内してくださいました。育てているのは、弓ヶ浜という鳥取の品種。弓ヶ浜といえば、鳥取の弓ヶ浜絣が頭に浮かびますね。かつては、全国各地で栽培され、200種ほどあった木綿の品種も、今では20種ほどに減ってしまったといいます。



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収穫した綿は、手回しの綿繰機で丁寧に種をとり、注文を受けてから製綿にとりかかるそう。
とはいえ、この畑で収穫できる綿の量はわずか。それでも、自ら手間と時間をかけて和綿を育てているのは? とお聞きすると
「うちは、もともと綿屋だからさ。できることはしたいよね」と
白井さん。いづみやさんは、もともと綿の打ち直しを本業として、十代も続いてきた綿屋さん。綿のある暮らしとともに歩んできたお店だからこそ、綿に対する思いもひとしお。それゆえの綿栽培なんですね。



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布団用の綿はなるべく繊維に負担がかかっていない綿がいいそう。洋綿は、長期間、圧縮されて運搬されてくるため綿に負担が多い。そのぶん、日本で育った和綿は、綿にストレスが少なくふんわりとしているといいます。

「それに和綿の布団は、弾力性が全然違うんだよね。空気をたくさんふくんで、本当に心地いいよ」と白井さん。これって、手紡ぎ、手織りの木綿の着物や絹の着物にも同じことがいえるかも知れません。
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一枚の布団を打ち直し、大切に使い続けてきた昔ながらの日本の暮らしを伝え続ける白井さん。
お忙しい中、貴重なお話をしてくださりありがとうございました。またお話を聞きに伺いますね。

寝具工房 いづみや
東京都 狛江市中和泉2-15-1
営業時間:10:00 ~ 18:00
tel: 03-3489-1711
by rojiuratanken | 2012-11-18 21:01 | 着物

焼印天国

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合羽橋道具街といえば、食器をはじめ、調理器具や食品サンプル、調理衣装などを一手に扱う問屋街。
鍋やざる、しゃもじに食器と歩いているだけでも楽しい場所です。先日も、ちょこっと問屋街を歩いていたら、焼印を売っているお店に出合いました。

桜模様に梅文様、浜千鳥に温泉マーク。実際、自分が使うことはなくても、なんだか愛らしくてかわいい。そんな雰囲気が焼印にはあります。

そういえば小さい頃、千鳥饅頭に焼印されていた千鳥のマークが好きで、そこだけ大事にとって最後に食べていな~と思い出しました。焼印だから出せる味わいって、ありますよね。


合羽橋では、焼印を扱うお店が何店舗かあります。お店によっては、オリジナルデザインの焼印のオーダーにもこたえてくれるようなので、ご興味があるかたは、ぜひ。
写真とは、別のお店になりますが、浅見菓子道具店さんもオーダーに応えてくれるようです。
by rojiuratanken | 2012-05-31 07:00 | 手仕事

お赤飯用の漆箱

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鳥越のおかず横丁にある和菓子屋さん『港家』で、大きな漆箱を見つけました。
黒塗りの箱に「淺草」「鳥越」と朱色の文字で書かれています。お菓子を入れるには大きすぎますし、葛篭ほどの大きさでもなし。「何を入れてたんでしょう? 」とお聞きすると、お祭りやお祝いごとの行事の時、よくお赤飯の注文が入り、この漆箱に入れて運んだのだそうです。

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そう。和菓子屋さんのつくるお赤飯って美味しいですよね。今は、もう漆箱に入れるほどのたくさんのお赤飯の注文もなく、お店の箪笥の上にひっそりと置かれています。でも、この大きな漆箱を見ていると、箱にたっぷりとつめられた炊き立てのお赤飯をひとつひとつ取り分ける人々の笑顔が浮かんできます。

時代は変わっても、鳥越周辺に住む下町のあったかい雰囲気は変わりません。そんな町の人々が毎年楽しみにしているお祭りが、6月8~10日におこなわれる鳥越まつり。昼食で入ったとんかつ屋のご主人も、祭りについて熱く語ってくれました。お祭りのある町に住むっていいな~と思った昼下がりの午後でした。
by rojiuratanken | 2012-05-30 07:00 | 日々

祖母の桐箪笥

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実家から、亡き祖母の桐箪笥を譲り受けました。
この桐箪笥は、おそらく祖母が嫁入り道具のひとつとして、持参したものではないかと思います。

箪笥が届いて、まず驚いたのは、その華奢なつくり。家にあるどの家具よりも、板は薄く軽いのです。
取っ手の一部が壊れているとはいえ、80年以上たっているとはとうてい思えないほど、戸や引き出しにくるいはありません。戦争中の疎開を含め、幾多の引っ越しを経て、我が家にやってきた箪笥は、まるで昔からそこにあったかのような存在感で、すんなりと部屋になじんでくれました。


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きもの姿の祖母の思い出はありませんが、遊びにいくと、いつも割烹着姿で迎えてくれた記憶があります。
祖母は、毎日、朝早くから髪を整え、薄化粧をし身ぎれいにしていた人でした。いつ訪れても、部屋は掃除がいきとどき、物を大切に扱う人でした。



今までバラバラに収納していた着物や帯、帯締めや帯揚げといった小物を、ひとつひとつ箪笥に収めながら、きものをはじめた頃から今までの時間を振り返りました。

すると、なぜだか、今まで自分の中にあった「きもの熱」が、すっとおさまった気がしました。
着物が整理整頓できたことは、もちろんですが、何か、今までのきものに対する思いが漠然と変わったような。
これからは、箪笥を大切に使いながら「ゆっくりときものと向き合いたい」そんな気持ちになっています。
by rojiuratanken | 2012-03-02 12:33 | 着物