ライター:雨宮みずほ     きもの好きが高じて2011年4月に『東京きもの案内』を出版しました。園芸や日々の出来事などをゆるゆると綴っています。記事内容の転用、写真の使用はご遠慮願います。


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木屋の小倉織

昨日、紹介した『藍の仕事着』。木綿と藍との相性は良く、藍染めには布地を丈夫にするという性質もあって、人々の生活の布として使われてきました。

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日本橋にある刃物の老舗木『木屋』さんでは、小倉織の藍染め木綿のオリジナルの前掛けを使われています。それにちなみ、10月に店舗ギャラリーで開催されていた『小倉織 木屋紺の世界』にたまたま遭遇しました。

小倉織とは、江戸時代初期から、豊前小倉藩の特産として重宝されてきた木綿の織物。その丈夫さゆえに明治期には袴や帯としても愛用されたといいます。

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一時期は途絶えた小倉織ですが、染織家 築城則子さんによって復元。現在は縞々というブランド名で着尺だけでなく、エコバッグや風呂敷などモダンなファブリックとしても人気を集めています。

木屋さんでは、その小倉織の原点ともいえる藍染め木綿を使ったオリジナルの生地「紺霜降」を作成。

説明によれば「紺霜降」といわれる木綿は、黒と濃藍の糸を撚り合わせ、無地でありながら深みのある色を表現しているのだそう。とても深みのある紺です。

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もともと、小倉織には、通常の木綿生地よりも、細い綿糸を約3倍たて糸に使用。そのため、地厚で丈夫、しかも生地に光沢がでて、使えば使うほどなめし革の様な質感へ変化するというだけに、触ってみると、本当に滑らかな質感で気持ちいい。

高密度なので、多少の水分であれば生地の表面ではじくといいますから、仕事着にはぴったりですね。

小倉織の伝統を生かしながら、現代のデザインに消化し、オリジナルの生地を開発した「木屋」さん。伝統を今に繋ぎ続ける老舗ならではの矜持を感じた展示でした!
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by rojiuratanken | 2016-11-20 09:50 | 着物