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ライター:雨宮みずほ     きもの好きが高じて2011年4月に『東京きもの案内』を出版しました。園芸や日々の出来事などをゆるゆると綴っています。記事内容の転用、写真の使用はご遠慮願います。


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紅花の里へ③ 最上紅花の復活


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c0195134_19270694.jpg山形県置賜郡白鷹町にある今野正明さんの紅花の館さんで体験させていただいた紅花摘み紅餅づくり

紅花は、山形県の県花として指定されていますが、じつは江戸時代に栽培され特産品となっていた紅花も、明治に入ると化学染料の流入により、一気に衰退。ほとんど栽培されなくなくなりました。
Uターンで地元に戻ってきていた今野さんは、「かつて最上紅花として白鷹の特産品であった紅花をもう一度、栽培したい」と一念発起。地元の有志たちとともに「白鷹紅の花を咲かせる会」を発足させます。

写真:山形鉄道フラワー長井線に描かれた紅花のラッピング電車

c0195134_19521890.jpg会は発足したものの、明治期からすたれてしまっていた紅花栽培。今野さんをはじめとし、町の古老たちでさえも実際に紅花畑を見たことがありません。
まずは、紅花の種を探すことから。やっとのことで県下の農家に保存されていた紅花の種をみつけ、そのごくわずかな種を一年ごとに増やしていくという、地道な努力により、紅花畑を増やしていきました。

現在では、国内の70%もの紅花を栽培するまでになった白鷹町の「最上紅花」。その染料は、伊勢神宮の式年遷宮や奈良の東大寺のお水取りの際に使われる椿の造り花「糊こぼし」などに使われ、日本に古来から続く行事の一役を担っています。


c0195134_20055081.jpg町ぐるみでの取り組みとともに、今野さんは、地元の小中学生の総合学習の一環として紅花栽培や紅花染めの体験授業など、紅花文化を伝えるために精力的に活動されています。
お伺いした日も地元白鷹町の中学生に白鷹の紅花文化について説明する今野さん。私たちが訪れている間も、とても親切に丁寧に対応していただき、本当に感謝の思いでいっぱいです。


c0195134_20152201.jpg朝食にいただいた紅花ご飯。サフランライスのような感じでしょうか。
紅花には、血行不良や冷えにも良く、漢方薬としても注目されているそう。

そういえば、女性のきものの胴裏や襦袢として使われていた「紅絹」は紅花で染めたもの。日本人は古くからその効用を知っていたのですね。

c0195134_19180319.jpg東京にも、紅の文化を知る事ができるオススメスポットがあります。南青山にある紅ミュージアムさん。江戸後期に日本橋で創業し、今なお当時の製法で、紅を作り続けている『伊勢半』さんが、紅の歴史や文化を紹介しています。わかりやすく丁寧な展示内容や企画展とともに、ミュージアム内では実際に鏡を見ながら紅をさす体験もできますよ。

伊勢半本店 紅ミュージアム
所在地 :〒107-0062 東京都港区南青山6-6-20 K's南青山ビル1F
TEL :03-5467-3735
開館時間 :10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 :毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、翌日休館)、年末年始
入館無料




by rojiuratanken | 2016-07-28 19:41 | 手仕事