ライター:雨宮みずほ     きもの好きが高じて2011年4月に『東京きもの案内』を出版しました。園芸や日々の出来事などをゆるゆると綴っています。記事内容の転用、写真の使用はご遠慮願います。


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紅花の里へ② 紅餅づくり

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山形県置賜郡白鷹町の紅花の館さんで体験させていただいた「紅花摘み」

c0195134_05522891.jpg早朝に摘みとった紅花は、水洗いし、三日三晩水打ちしながら発酵させます。紅花の組織の99%は黄色で紅の色はわずか1%。
水溶性である黄色の色素を洗い流し、紅の組織のみを残していきます。

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c0195134_21330562.jpgその後、餅つき機にかけて組織をくだき、お団子状に。昔は、杵と臼でつくったことから、「紅餅」という名前がつけられたんだとか。

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お団子を手のひらでつぶして




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平たくお煎餅みたいにして、藁のむしろの上で天日干し。

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たーくさんの紅餅と紅花! なんてきれいなんだろう。
やっぱり紅色ってパワーがあるのかな? なんだか元気がでてくる感じ。

c0195134_05585632.jpg紅餅は、何度も裏返してカラカラに乾くまで乾燥。
江戸時代は、紅餅を置いたむしろの端っこに1文銭を10枚重ねて置き、全部裏返せば1文もらえるというルールがあり、地元の子どもたちのお小遣いになったそうですよ。

紅餅にすることで、長期保存が可能になった紅花は、「最上紅花」として陸路→最上川の水路で酒田へ→北前船で敦賀→京都 と運ばれ、京都でほお紅など紅花染めとして女性たちを彩っていきます。良質な最上紅花は、米の百倍、金の十倍といわれるほどの貴重品だったとか。

紅花といえば、山形の県花ですし、江戸時代から脈々と栽培されてきたイメージがありますが、じつはいったんは、途絶えてしまい地元の人たちの努力によって復活。
現在は、伊勢神宮や奈良のお水取りの糊こぼしの染色としても使われています。次回は、「最上紅花」復活までのお話に続きます。


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by rojiuratanken | 2016-07-24 06:00 | 手仕事