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ライター:雨宮みずほ     きもの好きが高じて2011年4月に『東京きもの案内』を出版しました。園芸や日々の出来事などをゆるゆると綴っています。記事内容の転用、写真の使用はご遠慮願います。


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鼻緒のつかみ方、前ツボの調整

下駄をはじめて履いた時、まず履き方がわからずにとまどいました。
鼻緒をはさむといっても、現代の靴生活では、親指とひとさし指を開くこと自体がなく、5本の指がくっついたような状態。「はさむ」という動きもはじめてとあって、大げさに言ってしまうと、足指を鍛えることから始めなくてはならない! というなんとも情けない状況でした。

c0195134_8522063.jpg
そんな状態でしたから、正しい履き方とは「足の指を奥まで入れ込まず、つま先で鼻緒をひっかける様にして歩く」なんて言われても、至難の業に近く、前ツボもゆるめのまま、カラカラと(これでもかなり快適!)歩いておりました。

しかし、先日お手伝いしたイベント「日本人の歩き方」日本舞踊山村流 VS からだのメソッドにて、山村若静紀先生が、「足指を鼻緒の奥までくいこませずに、少し手前で鼻緒を挟んであるくこと。そうすることで、台に足がぴったりとすいついて歩くことができる」と履き方のポイントをあげられました。また、それには「前ツボがきちんと調整されていることも必要」とも。


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美しくまた体に負担が少なく楽に歩くには、正しい鼻緒のはさみ方が必然だったのですね。それには、正しい「前ツボ」の調整も必須になりますが、最初はきちんと挿げられていても、履いていくうちに前ツボの部分はどんどんと緩んでくるもの。

とはいえ、履物店の多い東京でさえ、挿げ職人さんが常駐している店は少なく自宅の近くにはもちろんありません。昔は、商店街の中に必ずといっていいほど履物店があり、気軽に調整をお願いできたでしょうが、今は、そうもいきません。

また、お店で買った履物でない場合、鼻緒の調整をしてくれないお店もあったり、調整代もけっこうなお金額がかかったり。。。。

自分で鼻緒の調整ができたなら・・・・。
と思っていたところ、愛知県西尾市の呉服店「あづまや」さんが、「鼻緒の調整の仕方」をユーチューブで放送されているのを知りました。こちらでは、履物職人さん自ら、動画で丁寧に鼻緒の調整の仕方を教えてくださいます。

実際、「あづまや」さんの若旦那・柴川義英さんご自身も、鼻緒の調整を習得され、今ではお店で販売している下駄は、若旦那自ら調整しているのだとか。おなじみの呉服屋さんで、鼻緒の調整もしてもらえるなんて、こんな呉服店さんがふえてくれると、うれしいですね。

着物の着付けもそうですが、日本の衣服や道具は、つくりがシンプルなだけに、使い手の技術や手入れが必要になります。その技術が、着こなしや着姿、たたずまいなど、その人の個人的魅力になっていくといえます。本来、子供のじぶんから育み積み重ねていくはず技を、?の手習いのごとく習得していかなればならないのですから、その道はなかなか険しいものです。

いやいやそこが面白い! のでしょうね(^^)
by rojiuratanken | 2012-10-01 08:38 | 着物