ライター:雨宮みずほ     きもの好きが高じて2011年4月に『東京きもの案内』を出版しました。園芸や日々の出来事などをゆるゆると綴っています。記事内容の転用、写真の使用はご遠慮願います。


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十三やさんの黄楊櫛

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毎年、夏になると、上野・不忍池へ蓮の花を見に行きますが、その前に、必ずといっていいほど前を通るのが、つげ櫛の老舗、十三やさんです。不忍池から通りをはさんだ店先では、十四代目の竹内勉さんと息子の敬一さんが、もくもくと作業を行っており、その姿を通り越しに眺めるのが好きなのです。

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先日も、前を通ると成形前のつげ板が無造作に店前に置かれていました。「かまぼこ板のような木材がたくさんあるな~」と感じてしまいますが、以前、取材でお伺いしお話をお聞きしたところ、櫛の原材料であるつげの木は、鹿児島薩摩半島の樹齢70年以上の木を使っていること。切った木を6年以上乾燥させてから作業にとりかかれること。また、完成までの60もの作業工程は、一人の職人さんの手によって作られることなど、1本の櫛が出来上がるまで、相当の年月と人々の手間ひまをがかかっていることを、知ったのでした。

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写真は、その際に購入したつげ櫛ですが、手にしっくりとなじみ地肌にもやさしい櫛あたりです。そして、ひとつひとつの歯は、職人技ならでは! と見入ってしまうほどの美しさです。これだけの時間と、手間をかけた櫛が1本1万円弱(5年前)だったでしょうか。もう少し高くても・・・・と感じるのは私だけでしょうか?  つげ櫛だけでなく、日本の伝統工芸の現場を取材していると、その対価の安さに愕然させられることが多々あります。

日本に受け継がれてきたこのつげ櫛を良さを、もっと知って、そして使ってほしいと思うのです。

■ 住所  台東区上野2-12-21
■ 電話   03-3831-3238
お店では、竹内さんが丁寧に櫛選びや手入れの仕方などの相談にのってくださいます。



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by rojiuratanken | 2011-07-17 16:09 | 手仕事